琵琶湖の聖地・竹生島へ

湖の大きさを改めて知る


 


 「我は湖(うみ)の子 さすらいの〜」 で始まる琵琶湖周航の歌。滋賀県出身の私にとって、やはり心の中に生き続けている歌である。そんな私ではあるが、もちろん琵琶湖のすべてを知っているわけではない。実は琵琶湖に浮かぶ「竹生島」にはまだ行ったことがない。というわけで、今回の「ちょっと家出・車中泊の旅」は「琵琶湖の幸を求めて」というテーマで出発した。

 愛車エブリィ君に小5の息子と乗り込み、名神高速を走る。高速走行は得意とは言えないが、それなりにそこそこ快適に走ってくれる。京滋バイパスの石山ICを降りて、ここから湖国に入る。瀬田川沿いに北上し、まずは近江大橋を渡る。そして琵琶湖の東側の湖岸を快走する。最近は廃れたと思っていたが、あちこちでバスを釣っているボートを見かける。やはり琵琶湖ではまだまだバス釣りの根強いファンが多いのだろう。琵琶湖の南湖の景色を楽しみながら、やがて琵琶湖博物館に着いた。まず最初の目的地はここである。息子もたいそう楽しみにしていたところである。この日は非常に暑く、6月としては異常なぐらいだ。エアコンが効いた施設はとても有り難く感じた。でもそれ以上に、ここの展示は充実しており、時間がたつのを忘れていた。淡水魚の展示だけではなく、湖の幸とともに生きてきた人類の歴史が語られていた。

 そしてたまたま本日のイベントとして子ども向けに用意されていた、「琵琶湖の模型を作ろう」に参加した。「おゆまる」という80℃で溶け出すプラスチック樹脂を型にはめ込むだけではあるが、いろいろな色を組み合わせて、それぞれの好みの琵琶湖を作っていた。その際に、最も深いところは104bだとか、そこにも鯉や鮒が棲息しているとか、さまざまな琵琶湖の知識を教えてくれた。明日行くはずの竹生島近辺が一番深いそうで、知らず知らずのうちに下調べが出来たのは有り難かった。

琵琶湖の模型・・・勉強になりました


 そのイベントが終わったあと、館内で少しばかり遅い昼食とする。息子は「近江牛コロッケバーガーセット」を頼み、私は「琵琶湖の幸天丼」にする。なんとあのブラックバスビワマスが天ぷらになって出てくるそうである。美味いかどうかは別にして、話の種には是非とも一度は食ってみたいものである。それとテーブルには、鮒寿司の案内が置かれていた。なんとワンコインで気軽に鮒寿司を!とあったので、これも注文する。やはり琵琶湖の名物は鮒寿司だもんね。 出された天丼に箸を付ける。バスとビワマス、それにカボチャとマイタケと大葉のてんぷらが一切れずつ乗っている。

 まずはバスである。ツルッとした白身は何の臭みもなく、ちょっとばかりぬめりがある食感か・・・。次にビワマスである。アマゴ・サツキマスのほとんど兄弟みたいなもので、味も普段釣ってきて食べ慣れているアマゴに似ていた。こちらの方が川魚独特の香りがあるか・・・。そして鮒寿司である。きれいに5切れほどならんでいたが、今風に改善されているのか、噂に聞くあのえげつない臭いは感じられなかった。ヨーグルトを強烈にしたような酸っぱい味は、やはり独特である。でもこれで一杯やったら、さぞかし進むであろう。飲んべえには受けそうな味であった。

琵琶湖の幸を喰らう

ワンコイン 鮒寿司


 5時の閉館までここにいて、それから北へと車を進める。琵琶湖大橋をわたり、道の駅でしばし休憩。そして北湖を右に、国道161号線を北上する。途中、白髭神社に参拝し、今夜のお宿である道の駅「藤樹の里あどがわ」に到着する。ここは国道に面した広大な施設で、コンビニも備えている。そして道の反対側には、平和堂やマクド、レンタルビデオ店などが並んでいる。なんともまあ便利がよくて、治安も良さそうだ。もうすでに、車中泊と思われる先客が何台も車を停めている。今夜のお宿はここに決定!

 平和堂(もと滋賀県人にとって、なんとも懐かしい響きの店か!)を散策し、今夜の食料を調達する。そして夕涼みがてら、閉店近くまでぶらぶらと色々な店を見て回る。小学生の息子は夜遊びの気分か、ワクワクした目をしている。こういった非日常もまた、車中泊の楽しみか・・・。

 車内で食事(酒盛り?)をしたあと、ポータブルDVDプレーヤーでたわいもないビデオを見てのんびり過ごす。だがい・・・。息子はパンツ一つになっている。私も同様の姿になっていたが、それでも暑い。まあ治安のことも考えて、最初は窓を少し開けて風を入れたが、とうてい追いつかない。だんだん大胆になっていき、ついにはエブリィ君のドア全開でそのまま寝入ってしまった。まあ通りがかった人もいないかと思うが、ひょっとしたら誰かにこの姿を見られていたかもしれない。まあ何事もなく朝を迎えられたので、結果オーライとしよう(笑)。

琵琶湖大橋にて

白髭神社の鳥居@

白髭神社の鳥居A

今夜のお宿

暑い・・・・・

早朝の琵琶湖で泳ぐ



 さて、2日目の朝を迎えたが、まずは道の駅「しんあさひ風車村」へ移動する。ここなら琵琶湖を眺めながら、少々湯を沸かすぐらいは可能だろう。予想通りそこには誰もいなく、そこでカップラーメンを作る。腹ごしらえをしたあと、近江今津の港へ向かう。やはり旅先では早起きになるのか、予約していた船の時間まで1時間もある。 そこで琵琶湖のほとりを散歩したのだが、目の前に水があれば足をつけたくなるのは自然で、足をつければ次は全身水に浸かりたくなるのは、これまた自然である。朝っぱらから親子二人、遊泳状でもないところでバシャバシャとはしゃぎまわっていたのであった。しかもパンツ一丁で・・・・。


 予定通り琵琶湖汽船の竹生島行きに乗る。時間は30分足らずだが、充分旅をしている感覚に浸れた。まずはカワウの大群が出迎えてくれた。そして上陸。
 竹生島は西国三十三所札所めぐり第三十番札所「宝厳寺」のある島で、古来より人々の厚い信仰を集めてきたそうだ。周囲2kmの小島で、国宝の宝厳寺唐門や都久夫須麻神社本殿、重要文化財の宝厳寺船廊下などがあった。

 また鳥居に向けてかわらけを投げるところもあり、試しにやってみた。2枚300円で、一つには自分の名前、そしてもう一つには 願い事を書いて鳥居に向けて投げる。鳥居の向こうは雄大な琵琶湖だ。さて、運試しだが、なんと我ながら見事に鳥居を抜けた。周りからは思わず歓声が上がり、そのとき私は周囲から絶大な賞賛を浴びた(笑)。 ハハハ、
息子の前で、ええかっこしてやった。

いよいよ竹生島上陸

宝厳寺本殿

都久夫須麻神社

かわらけ投げ「開運招福」

あの鳥居をめがけて・・・・。

かわらけ投げ「みんな健康」


国宝 舟廊下

さらば、竹生島

またね〜


 さて今津港に戻り、かつての
鯖街道を通り、舞鶴へと向かう。途中、熊川宿を散策したが、イマイチだったかな。そして小浜に着き日本海が見えたが、せまっくるしい小浜湾より琵琶湖の方が大きく感じられた。そして舞鶴で土産に海産物を買い、家路につく。

 あ〜、またまたちょっとばかり家出をしてしまった。いいねえ、非日常っていうのは・・・・・(笑)
                                                     
                                                               (
2011.7.2

 



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