夏休みの宿題

ビー玉迷路攻略法(?)



 8月も押し迫ってくると、どうも落ち着かない。というのも夏休みに大量に出された宿題が、やはり予定は未定という言葉通り、全く予定通りには消化されていないことが気になりだすのである。振り返ってみれば、たとえ一度たりとも、余裕を持って2学期の始業式を迎えたことはないのではなかろうか? まあこれは、大なり小なり、誰もが言えることだとは思うが・・・。社会人になった今となっては、それらは懐かしい思い出である。ところが、子を持つ親にとっては懐かしい思い出どころか、バリバリの現役の悩みなのである。

 うちの坊主は小学校2年生である。例に漏れず、読書感想文と自由研究が残っており、どうしようかと非常に困っている。というより本人以上に親の方がいらだっている。工作が好きな子だから、何かを作ろうとは思っているようだが、まだまだ2年坊主、これといったことが思いつくはずもない。やはり親に泣きついてくる。
 母親も母親で、この手の相談は父親が受けるものだと勝手に決め込んでいる。というか父親に押しつけてくる。これって反対の意味で、ジェンダーに関わってくるんじゃないのかねえ?

 まあそれはともかく、紆余曲折の末、あまり変わりばえはしないのだが『ビー玉迷路』を作ることにした。まずは準備と設計図。箱と段ボールをもらってきた。そして木工用ボンドとセロテープ。その他定規やはさみ等を用意する.  「スタートは立体的にしたほうがええで。」  息子「ウンウン。」   「ここは直線やから、そっちは曲線にしよう。」  息子「ウンウン。」   「ここに落とし穴作ったら難しくておもろいで。」   息子「ウンウン。」・・・・。 しばらくすると、  「ここは行き止まりにしようか?」 鬼ヨメ「いや、ここには渦巻きの障害物のほうがエエ!」   「いや、それはあんまり意味がない!」   鬼ヨメ「なんで! せっかく考えたのに!」といった会話になっていき、ああでもないこうでもないと試行錯誤しながら、ついに完成した。


       ついに完成! 単純ながらも結構、難しいよ。


 ところがここに来て、非常に大きな難関が待ち受けていた。お気づきの方もあると思うが、前半は息子はうなづくだけであって、自主的に制作したとは言い難い。後半は鬼ヨメが口をはさみだして、息子の存在が非常に希薄である。つまりこの制作に当たっては、息子は紙を切ったり貼ったりはしたが、企画自体にはほとんど関わっていないのであった。その結果、自分で作ったはずのゲームを自分ではクリアできない、という事態が起こってしまった。やりかけては落とし穴にはまりこみ、何度やっても同じところで失敗し、ついに癇癪を起こしてしまった。

息子お父さんがこんなところに落とし穴なんか作るからや!」と半泣きで怒っている。本末転倒も甚だしい・・・。


       自分の作品を一生懸命攻略する息子。


 結果的に、息子に『ビー玉迷路攻略法』を伝授することまでが、私の宿題となってしまった・・・・・。



 

戻 る

 

トップに戻る


釣れても
釣れなくても

ツーリングクラブ
【男神】

酒 と 肴

  自転車に乗って

おっちゃんの独り言