毛針づくり


 強烈な寒波がやって来て、各地に大雪をもたらした。 また例年のごとくインフルエンザや風邪が流行し、いかにも冬らしい様相を呈してきた。できることならそんなものはもらいたくもないのだが、今年もきっちりといただいてしまった。真っ赤になるほど頻繁に鼻をかみ、ぶくぶくと着ぶくれするほど温かくして、じっと部屋に引きこもるしかすることがない。幸い熱は高くなかったので、何をして過ごそうかと思案する。


 昨年はテンカラの愛好者の方々と交流を持ち、忘年会・新年会と参加させていただいた。場所はとある河川の河原で、ナベを囲みながらの楽しいひとときであった。そのとき毛針作成講座が開かれ、テンカラ初心者の私ははじめて毛針を巻いたのであった。

 すばらしい指導者が懇切丁寧に教えてくれたのだが、どうも不器用な私にはなかなか真似ができない。見るのとやってみるのとは大違いである。なんとか巻き方を教えてもらい、それらしきものを作ることができた。


 今、私は風邪をひいて隔離されている。「子供にうつしたらどないすんの!」という理由で完全に接触を断たれ1人寂しく部屋にこもっている。まあ、これもチャンスだと思って、ゴソゴソと毛針巻き練習に励むことにした。 なんせもう一月もすれば渓流釣りは解禁だもんね。今年の目標は、「自分の毛針で最初の一匹を釣る」ということにしているので、それまでに何とか釣れる毛針を作らねばならない。


 あれこれ本を読んだりビデオを見たりしたのだが、ことテンカラの毛針に限って言えば、誰もが結局のところ、「毛針は何でもいい」ということにたどり着くようである。僕なんかにしたら、ほんまかいな? というのが率直な心境で、どうも信じがたい。これを魚の目から見た世界といったように科学的根拠に基づいて実証している人もあれば、長い実釣体験を通してたどり着いた結論だと言う人もいる。だから本当のところはそうなのであろう。ただ、こちとらはド素人の初心者である。自分なりに紆余曲折してみたいという、ちょっとばかしひん曲がった性格のため、自分勝手な能書きをあれやこれやとたれてみて、色々なものに挑戦してみたいという願望を持っている。というのも、おそらくその方が、きっとロマンがあるような気がするからね・・・。


 だからテンカラに詳しい皆さん、もしご覧になることがありましたら、「こいつ何をアホなことほざいとんねん!」と笑ってやってくださいませ。まあ毛針づくりも遊び心、寒い季節に夢をめいっぱいふくらませながら、楽しんでおります。以下は私の全く根拠のない独断に基づく毛針モドキです。いつの日にか本当に釣れる毛針ができるのでしょうか?

     

   「か弱さ」を象徴したもの。誰もが可憐で弱々しいもの(虫?女性?)には飛びつきたくなるのでは?


    

   「地味さ」を追及したもの。幽谷の渓流に棲む岩魚が、虚飾を好むはずがない。


    

   「黒の魔力」。黒一色の凄味、及び あやしい魅力を具体化したもの。


    

   「桃色の誘惑」。やはり誰もが引き寄せられるのでは? それと海釣りで使うオキアミに似せたら、もともと海育ちの鱒類は飛びつくかも知れないという単純かつ明快な発想による。



    

   荒みきったこの世の中、ささやかでも募金をするような心がけの人には、魚も振り向いてくれるかも?
   だがそのように報いを求めるような偽善者の輩には、きっとそっぽを向くだろう…。
 



    

  『ジャ〜ン! 一斉集合!』
  はたしてこのうち使い物になるのは何本あるのでしょうか・・・・・(笑)。
                                                          (2004.2.2)
 



 

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