ガサガサ・・・・。


 今年の梅雨は極端だ。6月は完全にカラ梅雨かと思うと、7月は一転して大雨洪水警報がバンバン出た。降らないときはとことん降らないが、いったん降り出したらもう手がつけられないほどの降りようである。だが、個人的には、こんな梅雨もはっきりしていていいもんだな、と感じている・・・・。


 ところで最近は釣りからご無沙汰している。たいした理由はないのだが、ただ何となく渓流には足が向かない。それよりも最近とみに興味を持つものが出てきた。それは・・・・、「ガサガサ」である。

 そもそも小学生の頃、学校から帰るやいなやランドセルをほっぽり出して近くの川に日参していた私は、一方の手にはアミ、そしてもう一方の手にはバケツを持って出陣していたのであった。釣り竿なんてまどろっこしいものよりも、よりダイレクトに魚を捕まえることができる方法に魅力を感じていたのである。 

 人はそれを野蛮と言うかもしれない。そして「魚捕り」は「魚釣り」より格下に感じている人もいるかもしれない。だが、はたしてそれは真実なのであろうか・・・・? たしかに釣りは、釣果そのものよりも精神的な充実感を満たすといった側面が多々あり、その道具や方法においては非常に奥深い研究がなされており、日進月歩、進化を遂げている。つまり文化的にも技術的にも相当高い水準に達している趣味には違いない。だがしかし、私はあれこれと訳のわからない能書きに縛られるよりももっとシンプルな遊びに魅力を感じてしまう・・・・。


 そんな矢先、「ぐっさん」という方とHP上で知り合い、その「ぐっさん」がされているガサガサに忘れていた何かを思い出させてもらった。そうなったらもう後は一瀉千里、アミを持って川へ直行である!



 まずは兵庫県の東播磨地区の某河川に行く。ゴム草履にバケツとアミという、いたってシンプルな姿である。川は今イチきれいではなく生ぬるい感じだったが、いろいろな生き物が生息していた。昔やったように草や石の陰に潜んでいる魚をねらう。アミを下流からそっとつっこみ、その上手を足でバシャバシャとかきまわし、アミに追いやる。あるいは子供と挟み撃ちにして魚を追っかける。いやぁ、この感触、最高やね!アミをあげて中に入っているものを確認するときのゾクゾク感と、大物や珍しい生き物が入っていたときの喜び! なんともいえませんなあ! 30年以上昔の思いがこみ上げてきましたよ!知らず知らずのうちに感覚に膜が張っていた状態になっていたんでしょうなぁ、その膜がボロボロと剥がれ落ち、ほんのちょっと触れられただけでも飛び上がりそうになるほど、ビリビリとした感覚が蘇ってきたかのようだった。つい無意識のうちに、子供そっちのけで川遊びにはまってしまう・・・。

子供も大喜びのガサガサ


 翌日は西播磨地区のちょっと有名な清流まで繰り出した。底の底まで見えるかのような清流で、足をつっこんだらまるで氷水かと思うほど冷たかった。またそこでもガサガサをする。 結局子供をダシに、2日連続で川遊びを楽しんでしまった・・・・・。


 ところで・・・・、

 娘がどうしてももって帰るというものだから 、しかたなく家で飼うことにしたが、その結果、現在我が家はとんでもないことになってしまっている。リビングの水槽にはコアユ・スジエビ・テナガエビ・ドジョウ・カワムツ、そしてイモリが同居しているのだ。さすがにイモリは別の水槽に入れているが、なぜか日に日に小さいものからいなくなってしまう。もちろんエサはちゃんとやっているのに、どうやら水槽の中では、凄まじい弱肉強食の世界が繰り広げられているようである。イモリはイモリで、不細工な泳ぎ方には結構愛嬌があるものの、あの毒々しいのコントラストにはどうも不気味さを感じてしまう。それらの水槽が食卓のすぐ近くにあるので、どうも食欲に影響してしまうのだ。そりゃ、エビが食われる瞬間や、イモリのアカハラを見ながらメシ食いたくないもんね・・・。鬼ヨメもぶつぶつ言いながら、その矛先は子供ではなく私に向けられる。 あ〜あ・・・・・・

テナガエビの親分 グロテスク・・・・・。
それにしても・・・・。この色! 何の鳥か知らないけど・・・・。


 ところで話はそれるのだが・・・・、

 そのような生き物たちとの同居生活が始まってしばらく経ったある日、車のタイヤを交換してもらったのだが、なんとその際、マフラーの上の部分の空間に鳥が巣を作っているのが発見された。結構大きなものである。そのうえ中には、5つの卵が産み付けられてあった・・・・・。

 鬼ヨメいわく、「いくら飼うのが好きでも、車に鳥まで飼わんでもええんちゃうの?」

 ・・・・鬼ヨメ流の、痛烈なイヤミであった・・・・・・。
                                                          (2005.7.10)



 

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