オオサンショウウオ大明神(?)




 夏休みである。セミはセミで朝っぱらから鳴き声のシャワーを浴びせかけるし、ラジオ体操に向かう子供たちは子供たちで、大歓声をあげながら集合場所へと急いでいる。 だからどうしてもこの時期は、知らず知らず早起きになってしまうし、睡眠不足になってしまう・・・・。 


 だが、安眠を妨害される夏休みにも、夏休みだからこそ経験できるすばらしいものもある。実は今回、市が主催する「オオサンショウウオ観察会」なるものに参加した。 私が住んでいるところには、「武庫川」という川が流れている。 篠山市に起点を発し、最終的には大阪湾に注ぐ川である。そのある支流には、世界最大の両生類であるオオサンショウウオが棲息しており、それも300以上の個体が確認されているそうである。今回のイベントは、その野生のオオサンショウウオを観察しようという催しなのだが、子供たちに体験させるという名目で、自らが飛びついたのである。


 そもそもオオサンショウウオは天然記念物に指定されており滅多なことではお目にかかれない。そのうえ夜行性なので、近くに住んではいてもなかなか気づかずに生活している人も多いということだ。 また、もし仮に運良く遭遇したとしても、あいては天然記念物である。現状変更が一切禁止されている。つまり持って帰ったりするのはもちろんだが、触れてももいけないのである。「見てもいいけど、触っちゃダメ!」というわけである。ましてや棒で突っついたり食したりするのはもってのほかで、そんなことをすれば当然法に触れてお縄となる。だがそれだけではなく、 オオサンショウウオのタタリなるものがあるようで、 事実、私の友人の釣り師がそのような行為に及んだ結果、その後は惨憺たる釣果しか得られなかった人物が複数実在する。人はそれを「オオサンショウウオ大明神のタタリ」と呼び、恐れおののいている・・・・・・。


 そのような畏れおおいオオサンショウウオ大明神なのだが、今回は調査・研究のために文化庁から特別に許可をもらった専門家の指導の元で、ということで現状変更ができるのである。つまり触れるのだ!(食えはしないが・・・。)


 その感触は・・・・。まるでヌルヌル・ヌメヌメのコンニャクである。この感触、決して忘れられないだろうなあ・・・。前足は4本指で、後ろ足は5本指である。86センチ64センチの2匹の大明神を目と手と鼻で、存分に観察させていただいた。ちなみにサンショウウオだが山椒のにおいは全くしなかった。相手を嫌がってネバネバの分泌液を出したときに匂いがするそうだが、それは決して山椒のにおいではないそうである・・・。 う〜ん、いい体験をさせてもらいました!

86センチの巨体 捕まえて触りました!(触法行為じゃないからね!)

                                                                                
                                                           (2005.7.23)




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