信州・奥飛騨 満喫の旅



 今年の夏は子供の習い事や部活動のために、長期旅行は困難となった。昨年・一昨年と北海道に行ってきたのだが、今年はそのようなことは不可能である。やっぱり子供は小学生のうちがいいのかもねぇ・・・・。中学生ともなると、なかなか親と一緒に遊んでくれない。通知票に「よくできました!」というような評価がついている頃が、あとで振り返ってみると一番いい頃なのかもしれない・・・・。
 ということで、今年は3泊4日の「信州・奥飛騨満喫の旅」に行くことにした。

 9日早朝に出発し、中国・名神・東海北陸道を乗り継ぎ、郡上八幡をめざす。今回は水の綺麗なところばかりを旅する予定だが、まず最初はここからである。かつてF氏とCD90で訪れたことがあるが、(http://www.geocities.jp/tr250iwana/ozin10.htm 参照)今回は家族でやってきた。折しも郡上踊りの真っ最中で、街はあちこちにその雰囲気を醸し出している。城や古い町並み、宗祇水を巡った後、下呂温泉に向かう。

綺麗なお城  郡上八幡城 髪結い・・・・
郡上踊り 真っ最中 下呂の足湯


 草津・有馬とともに日本三大名湯に数えられているらしいが、ここは軽く足湯巡りにとどめておく。でもそれだけでも足はいつまでもポカポカと軽く、さすが名湯である。その後、そこから少し離れた馬瀬温泉へと向かう。実はここが本日の宿泊地である。

 だが宿に入る前に、「水の館」というところで川遊びをする。このあたりには馬瀬川という鮎の名所の川が流れており、そこには所狭しと長い鮎竿が並んでいた。その施設でアマゴのつかみ取りをした。やはりこのような遊びは人間の狩猟本能を刺激するのか、子供らはパンツ一丁になって大はしゃぎである。放してもらった5匹のアマゴと必死になって格闘している。やっぱり釣りなんかより、より一層原始的な喜びがあるのかもしれない。なんとか手に納めた5匹のアマゴはその場で炭火で焼かれ、うまい塩焼きとなった。 やっぱり捕まえた魚を捌いて食う・・・・。これが本来の姿なんだろうね。子供達は自分で捕まえたアマゴにかぶりついていた・・・・。大人の中にはつまらん精神論や身勝手な屁理屈をこねくりまわす輩もいるが、やっぱり遊びは自分の心に素直でなければならないなと、改めて感じた。

あまごのつかみ取り


 その後、宿に入る。本日のお宿は「馬瀬温泉 美輝の里」である。奥深い山里の公共の宿であるが、なんともまあ、サービスの行き届いていること!5人の家族に30畳近い部屋を与えられ、料理は手の込んだものが並ぶ。もちろん飛騨牛や馬瀬川の鮎といった地元の素材がふんだんに使ってある。そして何より温泉が素晴らしい。もともと日帰り温泉を兼ね備えた施設なので温泉がウリではあるのだが、15種類にも及ぶ風呂は、片っ端から浸かっていくだけでも楽しい。およそ公共の宿でこれほどのサービスを備えているところは他にはないのではなかろうか? もちろん料金もリーズナブルである。 おすすめ!!


 翌日は野麦峠を経由して、乗鞍散策、そして上高地で宿泊する予定である。野麦峠はかつての女工哀史の舞台となったところではあるが、今はもう観光道路としてしか使われてないような道で、それももう時代のせいか、訪れる人も少なくなっているのではなかろうか・・・・。長い山道には、何度も猿を目撃した。そして乗鞍スーパー林道に入る。この時期は無料開放されていたのだが、逆に言えば普段はこんな道に金を取るのかねぇ・・・・。なんの変哲もない山道である。だが突然、乗鞍をはじめとする山並みが出現した。 やはりこの景色は値打ちがあった。

 そして乗鞍温泉につかる。白濁してプンプンと硫黄のにおいがする温泉は、いかにも効能がありそうである。乗鞍の絶景を眺めながらの湯は、とっても気持ちよかった。

 そして安房トンネルを越えて、新穂高のロープウェーへと向かう。かつて安房峠は想像を絶するような難所であり、渋滞をしょっちゅう引き起こして、越えるのに数時間を要することもあったらしい。今は高速道路並みの快適なトンネルで結ばれ、それにより通年の通行が可能になったそうである。なんせ雪深いところでもあるからねぇ・・・。 2本のロープウェーを乗り継ぎてっぺんまで着くと、目の前には西穂高焼岳が迫ってくる。まあ多少金はかかるが、山屋でもない者がこの絶景を見るためには、これぐらいは必要かもね。往復2800円なり・・・・。

ああ、野麦峠 新穂高ロープウェー
焼岳(ロープウェーより) 西穂高(ロープウェーより)


 その後、平湯温泉の「あかんだな駐車場」まで戻り、そこに車を置いてシャトルバスで上高地へ向かう。上高地はマイカーが規制されており、バスかタクシーでしか行けない。非常にスリルがあったが、なんとかギリギリに最終バスに間に合い、大正池ホテルにたどり着いた。ところでしょうもないことだが、「あかんだな」って何なんだ?

 さすがに上高地である。ここのすばらしさは筆舌に尽くしがたい。 「絵に描いたような」といった使い古された言葉が何の違和感もなく使えてしまうような景色である。 特に泊まり客の特権か、夕暮れの大正池、朝靄に包まれた幻想的・神秘的な姿は、これを越えるものには滅多に出会えないだろう・・・・。 悲しいかな、私はそれを伝える表現力を持たない。

夜明けの大正池・・・・・神秘的・幻想的 頂上に朝日を受けた焼岳




 翌朝、子供らとボートに乗り、最高のひとときを過ごす。エメラルドグリーンの水面は、覗くと底までくっきり見える。何気なく水底を見ると、なんと2尺級の大イワナが数匹、悠然と泳いでいるではないか! シャッターを押す間もなく、去っていってしまった・・・・。

 大正池ホテルをチェックアウトしてから、河童橋までの散策路をのんびりと歩く。やっぱり綺麗なあ・・・・。 ただ、朝の5時頃からバスやタクシーがバンバンと通り過ぎることからもわかるように、人・人・人である。河童橋に着くと、いったいここはどこ? と言いたくなるぐらいの人の群れである。そういえば今日は土曜日、それも盆休みに入ったんだから仕方がないか、とは思うが、それにしても大勢いるもんだ。

 バスで平湯まで戻り、「ひらゆの森」で湯に浸かる。露天風呂がいくつもあり、ここも白濁したお湯があった。 だが乗鞍温泉と違って、ここの湯ノ花は糸くず状になって粘りけのあるような気がした。やはりそれぞれ特徴を持っているんだろうね。

 その後、本日の宿泊地「鹿教湯温泉」へと車を走らせる。

大正池にて 大正池から焼岳を望む
同じく大正池より 田代池より穂高を望む
河童橋@ 河童橋A




 鹿教湯温泉はその名の通り、鹿が教えてくれた湯とのことであるが、かなり古い歴史を持つ。ひなびた温泉で、かつては湯治客だけが来ていたようで宿泊施設もなかったらしいが、今は温泉病院をはじめ、いろいろな施設が整えられてある。だが温泉街に並ぶ店はまるでタイムスリップしたかのような、昭和のにおいを感じさせた。湯はややぬるめで、長くはいるのには最適である。入った後の肌は、スベスベというかツルツルというか、美人湯系の温泉であった。ここでは佐久名物の鯉のうま煮が出された。



 いよいよ最終日である。美ヶ原、霧ヶ峰とビーナスラインを走り、白樺湖・蓼科、そして諏訪湖を目指し、あとは高速道路をひたすら走りに走る・・・・・。霧ヶ峰からはなんと富士山北岳も見えた。白樺湖や蓼科湖はレジャーランド化されていてあまり興味はない。信州蕎麦を賞味しただけで、軽く通過する。そして諏訪インターへ・・・・・。そして、ただただ走る・・・・。家に到着してからも、しばらくの間はずっと体が揺れていた・・・・・・。

霧ヶ峰より

                                                   2007.8.9(木)〜8.12(日)



 

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