2014大河ドラマ「軍師官兵衛」ゆかりの地

書写山円教寺 そして 上月城



 少し前になるが、GW中に播磨地方を訪れた。今、時代は官兵衛である。久々に大河ドラマの視聴率が順調と聞く。そしてそれに関連する史跡名勝が賑わっているとも聞く。なんせ世界遺産の姫路城に絡むのだから、岡田君のファンはもちろん、歴史好きは必ずこの近辺をうろついているに違いない。別に流行に乗ったわけではないが、ドライブがてら、いくつかの史跡を訪れた。


 まずは書写山円教寺である。西の比叡山と言われ、修行道場の中心地であった。いまは麓からロープウェーも乗ると4分ほどで山頂近くまで行くことができる。そして1キロ近くの山道を登り、摩尼殿に着く。清水寺の舞台のような、なんとも壮大な本殿である。参拝し、しばし休憩する。山々は新緑が美しく、目に鮮やかだ。ただ悲しいかな、花粉症全盛期なので、あのモワッとした新緑を見ただけで、鼻がムズムズしてくるのは辛いところだ。

 そして大講堂まで足を伸ばす。ここには大講堂・食堂・常行堂という3つの堂がそびえたち、見るからに迫力のある景観だ。そしてこここそが、今回の大河ドラマのロケに使われた場所である。ラストサムライや武蔵をはじめ、かつて何度もロケに使われてきたが、官兵衛はついこの間見たばかりなので、なんか非常に嬉しくなってくる。実際にこの場所が秀吉軍の本拠地となり、そしてまさにこの場所がロケに使われたのだから、大変感慨深いものがある。のんびりじっくり周辺をさまよう。そしてロープウェーに乗って下山したとき、その駐車場は溢れかえり、長い渋滞ができていた。

書写山円教寺  摩尼殿

正面が食堂   右が大講堂   ここがロケ地!

左甚五郎作。北西の軒を支えている一人が逃げ出したという伝説あり。

なぜか現れた五彩の雲。何かいいことあるかな?



 おそらくそうなるだろうなあと想定していたので、早めにここへ来て正解だった。なんせ世は官兵衛人気なのだから。そして次は佐用の上月城へ向かう。ここは織田軍と毛利軍が播磨でぶつかり合った最前線で、何万もの軍勢がこの地に集結したそうである。この地は美作や播磨、因幡などに通じる交通の要衝であり、ここを抑えるかどうかは戦略上、大きな意味合いを持つところである。激しい攻防が行われ、見せしめとして女子供も串刺しにされたとのことである。そしてかつての山陰の覇者尼子氏が、ついにここで滅び去ったところである。「願わくば我に七難八苦を与え給へ」と三日月に祈り、尼子家再興を叫び続けた山中鹿之介もここで捕らえられ、備中松山城まで護送される途中に殺されたという。

 
 というような凄惨な殺戮が行われた場所なので、あまり訪れる人もなくさびれたところだろうと思っていた。そしてよりによってそんなところへ行く私は、やはり変わり者に違いない。まあ人は人、自分の行きたいところへ行こうと車を走らせた。でも現地につくとびっくりした。世の中には物好きも多いものである。私のようなマニアックな人間がこんなにも多いとは! でもびっくりすると同時に、まだまだ日本人も捨てたもんじゃないなあと思った。食うことしか能のない旅行者が多い中で、こんなにも心の肥やしを求める人が多いのは嬉しい事だ。かなり若い世代も多く訪れていた。ここまで官兵衛人気が浸透しているとはねえ・・・・。


 城跡を登りながら、戦国時代の兵士たちの体力にはつくづく感心させられた。運動不足の私なんかゼイゼイいってるのに、ここを甲冑に身を固めて、そのうえ食うものもろくに食われず、必死で命のやりとりをしていたのである。こんな山にこもり、何万もの軍勢に取り囲まれて、よく耐え続けられたものだ。山頂で合掌して、歴史を肌で感じる。

上月城のすさまじいばかりの攻防

上月城登山口。遊歩道ではない(笑)

こんな道をよく登ったものだ・・・・・。

上月城址 山頂にて

尼子勝久と山中鹿之介の墓

近くにあった棚田。



 最後に佐用城(福原城)跡に行く。、平和に暮らしていた者達が織田の大軍により、上月城の戦いのまえに、わずか1日で落とされてしまった城である。だから歴史的にもあまり知られてない。だがここにも訪問者がいたのだ。おそるべし、官兵衛人気

福原城址。おそらく郭の跡か?

織田と毛利の二大勢力が激突した・・・・。



 人が人を殺すことは決して許されることではないが、命をかけて精一杯生き、そして滅んでいった人々を偲ぶことは、それなりの意味があると思う。いやぁ〜歴史って楽しいですなあ。
                                                        (2014.5.17)
 



 

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