サメの海にて
(白兎海岸にシュモクザメ現る)


  このごろ地球がおかしい。人間の体温を超える気温の日がこんなに頻繁にあっていいはずがない。風呂の適温と同等の気温が天気予報でまかり通っている・・・。子供の頃、うわーっ33度や、という感じだったのに。

 それに関係するのか、なんと21世紀に神話の地に、神話通りにサメが現れるとは・・・・・。因幡の白ウサギがワニ(サメ)に皮をはがれたという伝説の地に、人を襲うというシュモクザメが30匹近く出現した。

 たまたまその日、私は家族と鳥取県を訪れていた。もちろん家族サービスで、海水浴が目的である。そして、早朝にはキス釣りをして、それを食材にして晩飯をリッチなものにしようという思いもあったが。

 白兎海岸はもちろん、浜村・石脇・水尻等、辺り一帯の海水浴場が軒並み遊泳禁止となり、ヘリコプターや警備艇がひっきりなしに行き交う中、ネットで防護してあるという大谷海岸で泳いでいた。ここは遠浅で、乳児や幼児を連れた僕たちにはぴったりの場所である。とりあえずこんな緊急事態の中で、遊泳できるだけでももうけものである。夏の暑いひとときを、とりあえず海で過ごすことができた。ただ、長男がクラゲに刺されるというトラブルがあって、ちょっとあわてた一面もあったが・・・。

                         



 その次の日、朝4時に起床し、サメがウヨウヨ(?)いるはずの浜村海岸でキス釣りをした。このあたり一帯は昨日からテレビでずっと放映されているところである。海はおだやかで、遠くまで透き通っているのだが、その向こうに2メートルを超すバケモノが泳いでいると思うと、なんか恐ろしくなってくる。そんなときに釣りに来る私も私だが、あわよくば肉眼でそのサメを見てやろうと思うのは悪趣味か? ほんの岸から20メートルのところまでやってきたそうだから、十分見えるはずである。 なんとなく波音が『ずんずんずんずんずんずん』とジョーズのミュージックに聞こえてくる。


 サメ見物半分、キス釣り半分で仕掛けを遠投した。いきなり1等目から心地よいあたりが伝わり小ぶりながら2匹釣れた。やはりサメの大口には、キス程度の小魚は食べられることもなく、歯のゴミにすらならないのかもしれない。次から次へと釣れて、一度として空振りすることはなかった。おまけにフグなどの外道も1匹として釣れることなく、あれよあれよという間に80匹のキスがクーラーにおさまった。天ぷらサイズもいれば、塩焼きや、刺身にもなりそうな大ぶりの奴もいる。何匹釣れるか挑戦してみたかったが、餌が切れた。わずか2時間程でこんなに釣れたのだから、おそらく3桁になっただろうと思うが、その魚あとどないすんねん、と鬼嫁の声が聞こえてきそうだったので、納竿とする。 


 ちなみにその大量のキスをどうやって食べたかは、酒と肴のページをどうぞ。     (2001年 8月7日)


 



戻 る

 

トップに戻る


釣れても
釣れなくても

ツーリングクラブ
【男神】

酒 と 肴

  自転車に乗って

おっちゃんの独り言