今年のキス釣りは・・・。



(2002.8.3)

 今年もこの時期になるとキス釣りをしたくなった。毎年その時期その時期の旬の魚を求めて釣りをしているが、ここ何年か、一番いい思いをしているのが、このキスの引き釣りである。

 まず間違いなく釣れるし、夏の夜明けの砂浜で思いっきり竿を振れるのが何より爽快である。また釣った後のおいしい楽しみがある。商品的な値打ちは大したことはないかも知れないが、釣りたてのキスの天ぷらほどうまいものはないと思う。ちっちゃい小魚ではあるが、魚は大きいものが尊いとは限らない。「さかなへんに喜ぶ」と書いて、『』である。ほんとに嬉しくなってしまう魚である。


 ということで、鳥取のとある海水浴場で、夜明けと共に釣りはじめた。 ところがなぜか釣れないのだ。たまにフグが釣れてはくるが、本命は全然ダメである。今日はたしかに海が少々荒れていて、キス釣りに絶好とは言い難い。でもなんで?と言いたくなるほど釣れなかった。幸い1匹が釣れてからは、ぽつぽつと釣れて、なんとか10匹ほどがクーラーにおさまった。

 隣のオジサンと話をしたが、このオジサンは同じく朝から釣りに出ていたらしいが、たった2匹だけだったとのことである。やっぱり今日は不調のようである。

釣れそうな気がしたんだけどなあ・・・


 この貴重な10匹の鱚を、今回はシンプルな漁師料理『酒干し』にすることにした。何のことはない。背開きにしたキスを塩水に30分間漬け、その後酒に同じく30分間漬ける。そして潮風で乾燥させる。いたって簡単な調理方法である。ギラギラとした夏の日差しの中で、キスはうまそうな酒干しになった。嫁さんの親父さんは大の酒好きなので、きっと喜んでくれるだろう。いい土産ができた。

 というのも今回は私1人で釣りに来ている。つまり一切の子守から解放されているのである。こんなことは滅多にない。でもこれからのシーズンは釣りには絶好の季節である。鬼ヨメからまたまた今回のようなお許しが出るようにと、ちょっとご機嫌をとっておこう・・・。「将を射んと欲する者は、まず馬を射よ」だもんね(笑)。



 ところでこの日は各地で祭が行われていた。せっかくの一人旅である。釣りだけではなく、夏の暑く、そして熱いひとときを見物しようと、『貝がら節祭』に出かけた。

 ここ浜村温泉は、小泉八雲が海に非常に近い温泉として紹介している有名な温泉である。そして民謡の『貝がら節』でも有名である。昔このあたり一帯にはホタテ貝がよくとれたらしいが、それは大変な重労働であったらしい。そのつらさを少しでも紛らわせるために歌ったそうで、もともとは労働のときの歌のようである。それを今は、子供からお年寄りまで、誰もが楽しく踊るとのことであった。


 夜7時の開始から延々と休みなく、10分間の休憩以外は9時頃まで踊り続けるのである。それぞれの地区の踊り子連が行列を組みながら、町の中のメインストリート(なんていうほどたいした町ではないが)を踊り続けた。千名を越える人々が踊り、それ以上の見物客が小さい温泉街にひしめいた。
 
                                                       熱い祭・・・・


 私は海のない県で育ったので、海沿いの祭を知らない。江州音頭や炭坑節、デカンショ祭などとはやはり趣を異にしている。だから新鮮な感動があった。踊り子の皆さんや太鼓連の皆さん、お疲れさまでした。

 今回は釣りのレポートというより、釣りを含めた旅行記になってしまった・・・・。

 



戻 る

 

トップに戻る


釣れても
釣れなくても

ツーリングクラブ
【男神】

酒 と 肴

  自転車に乗って

おっちゃんの独り言