長〜いトンネル



 渓流釣りが解禁されて2ヶ月になろうとしているのに、今年はいまだ渓流魚の顔を見ていない。例年なら3月のはじめに雪の中での初づりで、型や数は期待できないものの、多少なりとも顔ぐらいは見ることができて、「今年もよろしゅうお頼み申しやす。」イワナ様に挨拶ぐらいはできるはずなのだが、今年はあまりの大雪のためにそれさえも阻まれてしまった・・・。 そして4月の始めごろにはちょっとした休みを取り、花見がてらに訪れた川でテンカラを振って、アマゴ様にご挨拶するのが例年の習わしだったのだが、今年はそれにもそっぽを向かれてしまった。実は恥ずかしくてこの釣行記には残してはいないのだが、それ以外にも同様のことが何度となく続いたのである・・・・・。

 つまり簡単に言うと、行けども行けどもボーズの連続 だったのである。


 というわけで、いまだに一匹の渓流魚の顔を見ることもなく、4月29日を迎えたのである。この日はテンカラ会の創立記念日の会合があり、朝から各自で釣り場に向かい、昼前にある河原に集合して闇鍋をつつくことになっている。ここらで一丁流れを変えなければ、と気合いを入れて夜討ち朝駆けで釣り場に到着し、竿を出すことにした。


 場所は昨年9寸アマゴを釣った実績ポイントである。期待に胸が高鳴る・・・。そこに向かうには人を寄せ付けない急坂が待ち構えており、谷底へ向かって延々と下らねばならない。そして最初の川を渡り、さらに次の谷へと、我が足だけを頼りに歩く、歩く・・・。そしてついに目的とする川にたどり着き、竿を出す。 あたりにはまだ雪が残っているが、ゼンマイやコゴミが顔を出し、いかにも春の渓流といった風景が私を待っていてくれた・・・・・。


 ですなあ・・・。

 季節を感じるひととき
           です。
 昨年9寸アマゴを釣った
          実績ポイント!

    胸が高鳴る・・・・・。


 だが、待っていてくれたのは風情豊かな春の景色だけで、お魚さんは歓迎してくれないどころか、完璧にそっぽをむいて、私の毛針など、てんで相手をしてくれる気配もなかった・・・・。

 あとは延々と下ってきた急坂が、帰途には心臓破りの登り坂に変身して私を待ち受けていたのであった・・・。

 トンネルは長い・・・・・。

 完敗のあと、遅い朝飯をとる。
     大自然に感謝!

                     魚の写真が一枚もない・・・・・。これはツライ!(笑)

                                                            (2005.4.29)





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