やっと・・・・。
イワナ第1号


 


 今年も3月1日渓流釣りが解禁となった。今年も満を持して、その日のために準備を整えていた。もちろんきっちり休暇を取って、用意万端ととのえてその日を待っていた。 ところがその当日は、よりによってどしゃ降りの雨であった・・・・。


 また、3月のある日曜日、この日こそはと計画を立てていた。まだまだ毛針には反応が悪いだろうと思って、を買って用意をしておいた。 ところがその日、嫁さんと次男が高熱を出して、とうてい釣りどころではなくなってしまった・・・・。


 4月に入ってからは、仕事がものすごく忙しくなった。新たな役目がまわってきたり土日の勤務が増えたりしてますます釣りどころではなくなった・・・。



 「なんでやねん、ええかげんにせえよ!」と自分自身でもストレスのたまり具合がピークに達してきたのを実感していた頃、所属している釣りクラブからの連絡がまわってきた。4月29日に例会をする、と・・・・。

 実はこの日、土曜日でなおかつ祭日でありながらも、出勤しなければならないことになっていた。 もうイヤ!「えぇーい! すっぽかしてまえ!」と心の奥底で悪魔がささやくが、それをやってしまったらおしまいよ。4人の扶養家族どもが路頭に迷うことになってしまうので、泣く泣くメールで連絡を送る。「その日は仕事なので、欠席します」・・・その日は金曜日の夜だった。


 送信し終わった後、無性に虚しくなってしまったのと同時に、もういても立ってもいられなくなってしまった。「えぇ〜い! 行ってまえ〜!」とばかりに、家を飛び出してしまった。翌日の土曜日は、家族と一緒に買い物に出かける予定だったのだが、もうこうなったらどうしようもない。家族みんなが寝静まっているのを確認してから用具一式を車に積み込み、高速道路をとばした・・・・。


 目指すのは鳥取県千代川の支流のこれまた支流。やっぱり私が目指すのはイワナであるから、それにふさわしい川を選ぶ。 釣り初めてしばらくは、何のアタリもない。やっとこさ生き物の反応があって、今シーズンのイワナ初物かと期待したのだが、それはクソバエだった。あたりはシダやコゴミが綺麗な芽を出し、いかにも春らしい景色である。だからたとえ釣れなくても、こんな穏やかな春のひとときを大自然の中で過ごせたら、もうそれで十分である・・・。なんて気持ちに、私はなるはずもない。やっぱり釣れなかったらおもしろくないもんね。ひたすら釣果を求めて探り歩く。そしてある堰堤の下で竿を出したとき、ついにきました待望のアタリ! やったね、イワナ第1号!サイズはおよそ22センチだった。さっそく記念撮影をする。「タンボリ」と呼ばれる鳥取のイワナを一匹釣って、ようやく今年も春が来たなあと言う気分になれた。あ〜爽快、爽快!


 その後、チビイワナを何本か釣ったが、一本だけ21センチのものをキープして、後は逃がしてやった。

2006年 岩魚第1号! この場所で釣りました。




 さーて、後は帰ってからの言い訳である。もうどう言っても、まともな申し開きが出来そうには思われない。こうなりゃ正面からの玉砕戦法しかない。つまりは、「ゴメン!」とただひたすら謝るだけである。まあそのあたりは省略して(笑)、・・・・・イワナは晩御飯の一品となった。たまたまその日は、おばあちゃんがタケノコとワラビを持ってきてくれた。そしてこれもたまたま、嫁さんの実家から土産だと言って刺身コンニャクをもらった。 その結果、岩魚の塩焼き、ワラビの煮物、筍飯と筍の吸い物、そしてコンニャクの刺身・・・・といったものが食卓に並んだ。いやぁ、春ですなあ・・・・。

 時期がいいのか川が良かったのか、この岩魚は絶品であった。酒が進んだのは言うまでもない。

                                                     (2006.4.23)




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