北のヤマメ

北海道 道北にて
(2006/8/7)


 


 昨年の夏に家族で北海道を旅行した。 およそ2週間、道央・道東を中心に2500キロを走り回り、存分に北の大地を堪能してきた。そして帰りのフェリーでは、今度いつ来られるのかなあと感慨に浸ったことを覚えている。


 なのにそれからわずか1年、またまた遊びの虫がうずきだし、今また北の大地をさまよっている。やはりこのあたりが仕事より遊び大好き人間といわれるところなのかなあ・・・。ともかく今回は利尻・礼文を中心とした、道北の旅である。


 天塩川源流域の、とある温泉宿に宿泊した。前日は今をときめく旭山動物園を見て回り、旭川ラーメンを賞味し、その後は宿に着いてからしこたまビールを飲み、心地よい目覚めを迎えた。さすがに北海道である。 連日関西では35℃以上の気温らしいが、ここ北海道では気温も湿度も低く、爽快な夜明けである。 家族みんなはまだまだぐっすり眠っているので、早朝の散歩を楽しむことにする。


 玄関を出て、広い駐車場のあたりをぶらついたとき、どこからともなく沢の音が聞こえてきた。今回は家族旅行とはいえ、やはり私は根っからのバイク乗りであり、釣り屋である。こっそりトランクにしのばせてきた竿と仕掛けを用意する。


 といっても駐車場裏の、ほんのちっちゃな流れである。 だがなんとなく匂いがするというか、いそうな予感がした。毛針を打ち込むと、さっそく第1投目から反応があった。だがかからない。2投目もそうである。3投目も・・・。どうやらちっちゃいのが遊んでいるんだろうなあと思ったが、とりあえずどんな魚か、魚種を確かめたかったので同様に繰り返したところ、5センチほどの赤ちゃんヤマメがスレでかかってきた。やっぱり思った通りである。でもアブラハヤなどではなく、本命の渓流魚がいることは確認できた。写真におさめて逃がしてやる。

ちっちゃなちっちゃなヤマメ


 いることがわかったからには、やはり大物狙いである。ここぞというポイント(といっても駐車場横を流れる小川であり、装備もウェーダーを履くどころか実をあかせば旅館の浴衣のままである・・・) を慎重に攻める。


 ふわっと毛針を着水させ、やや沈め気味に流す。その瞬間、水が盛り上がるような気配を感じたので、すかさずあわす・・・・。 ガツ〜ンとした重みと凄まじい抵抗! 見るからに(いや、見えてない。感触からにというべきか?)大物である。しばらくやりとりした後、水面に現れた姿は、なんともまあ超肥満体のヤマメであった!

なんと!  北海道のヤマメは桁違いにでかかった・・・。


 やっぱり北海道の川は豊かなのか、それにしてもみごとな肥えっぷりである。いったい何を喰ってどんな生活をしたらここまで太れるのだろうか? と思ったが、どうもただのデブではないようである。鍛えに鍛えた筋肉を身にまとっているようである。ということで自らの口で確かめることにした。


 調理場に持っていくと、そのチーフ及びスタッフは快く引き受けてくれて、朝食に出してくれることになった。出された塩焼きは見事なもので、急な願いにもかかわらずミョウガまで添えてあった。  う〜ん、うまい!先ほど自らが釣り上げたばかりの魚を、プロの手で調理された塩焼き・・・・・。決してブヨブヨのデブヤマメではなく、引き締まった分厚い身は、そこに並んだどの料理よりもうまかった。(板場のみなさん、ゴメンナサイ)

塩焼きになりました。


 

このポイントで釣り上げました。

 調理場の皆さんの親切や幸運に恵まれ、忘れられない一匹となりました・・・・・。どうも有り難うございました。


                                                               



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