恒例の九頭竜川攻略

昼寝 のち 晴れ(?)




 今年もこの時期になったら悪友のI氏から連絡が入る。もちろん福井県への遠征である。目指すは尺イワナ! 九頭竜川源流に棲息しているイワナを求めて、いざ出陣!

 金曜日の夜に荷物をトランクいっぱいに詰め込んで出発する。名神高速道路が工事中だったので、幾分余計な時間がかかったが、まずは順調に現地に到着し、コンビニで食料を仕入れて山に入る。そして車中で仮眠して、夜明けと同時に釣り始める。

 この沢は以前から実績のある川で、何度も訪れたことがある。少し上ったところで二股に分かれるので、ここからI氏と別れてそれぞれ単独で釣り上る。私が、そしてI氏がである。これは特にこだわったわけではないが、前回ここにきたときは私が左側の支流を釣ったので、今回は逆にしただけだ。

 ところがこれが運命の分かれ道になった。結果としてI氏は20本ほどのそこそこのサイズのイワナを釣った。それに対して私は・・・・。一回のアタリもなかったのである。アタリはないわ、魚が走り去る姿も見ないわ、まったく生物反応がないのだ。釣り初めて数時間、あまりの酷さに釣り欲も失せてしまい、さっさと切り上げて車に戻り、昼酒を決め込んだ。睡眠時間が少ないのとたっぷり筋肉を使ったせいで、一本のビールがやけによくまわる。初夏の新緑の中で思いっきり昼寝をしてしまった。

 夕方、山を下りて、下界のスーパーで食料などを買い込み、またまた山に籠もる。同じ九頭竜川の別の支流だ。明日こそは良い釣りが出来ますように。I氏の「腕の差や!」と誇らしげにぬかした言葉が忌々しい・・・。この日はものすごく冷え込み、晩飯の時にいくら酒を飲んでも体は暖かくならない。しかたがないので、しこたま飲んでダウンシュラフにくるまって寝る。


まだ雪の残る山 私です・・・。 悪友の I 氏


 翌朝、また沢を分かれて釣り上る。今回は私は左を攻める。本当は右側の方が奥も深く、前回では私が圧勝したところだが、あえて今回は左を選んだ。別に深い意味はないのだが、かつて雪の残る時期に来たときに、数も型もそれほどではなかったものの、非常に満足できる釣りをした思いがある。その沢の渓相といったらいいのか、気持ちのいい川だったのを覚えている。釣りは釣果だけではない。いかに満たされた心地になれるか・・・。これが大事である。

 ということで釣り始めたが、早々に鋭いアタリが来た。コレコレ!これを待ち続けてたんよ! ということで、今回初めて顔を見せてくれたのは22センチほどの立派な面構えをした綺麗なイワナだった。そしてその後、ぽつぽつと十分楽しみながら魚を追加していく。結果的に25センチを筆頭に、15匹ほどの天然イワナが魚籠に収まった。いやぁ、満足満足・・・・。


春・・・ コゴミ・・・・
苔むす渓 絶好のポイント!


 I氏はというと、型も数も私と同じぐらいの釣果であった。本日は引き分け・・・かな。
ということで腕の差なら今日も差がついているはずである。ということで、昨日は人生の中でたまに訪れる不運な日だった、ということにしておこう。人間一生の間に訪れる幸と不幸は、トータルでは誰もそんなに差はないだろう。まあ、たまたま今回は君にいい思いをさせてやっただけだ。私の幸運は次回に残しておこう。なんせキミは、まだ尺を越すイワナを拝んだことがないのだから・・・・。なんていうようなたわいもない話をしながら、帰路につく。


第1号! 本日最長寸!


 帰りは渋滞を避けるために北陸道を敦賀で降り、下道を小浜まで走って近畿自動車道舞鶴線に乗り直す。このあたりは道も整備され、結果的にこちらの方が早く、そして安上がりに帰れた。そして次はこの道を7月に通ることを約束して、I氏と別れた。また釣りに行くでぇ〜!
                                                       (2010.5.25)
 

 

 



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