鳥取の、とある小河川にて

今シーズンの岩魚第1号



 2001年4月4日(水)

 3月7日に次男が出生し以来、釣りに行く機会は全くなかった。鬼嫁と次男が退院して帰ってきてから、何かと雑用を言いつけられては、それを嫌々ながらもこなしていく日々が続いていた。21世紀の目標として頑張ってホームページ作成にこぎ着けたが、これではバイクのページも釣りのページも更新なんてできっこない。などとぼやいていたが、やっと竿を出すチャンスがやってきたのであった。


 今回は、鬼嫁が退院したばかりで、長男が春休みなのにどこにも連れて行ってやれないので、私と長男だけで遊びに行くことを命じられた。つまり長男の子守をせよとの御達しであった。もちろん子供のために遊園地巡りや海岸での貝拾いも考えた。だが、ひそかに心の中でにやっとしていた。長男を連れて釣りに行けば、一石二鳥である。


 釣行先は以前から気になっていた鳥取のある川の源流である。まったく名も無き(本当は名前はちゃんとあるけどね)小河川である。ただ、ある本でこの川の名前が出ており、その源流でヤマメやイワナを釣ったという内容が書かれてあった。かなり昔のことだから、現在に通用するかどうかは知らないが、一回探ってみる価値はあると思っていた。 実際、尺を越えるヤマメを釣ったことはある。 しかしイワナはまだ無い。


 関西などではアマゴやヤマメ、イワナといった渓流魚が棲む川は、たいがい漁業組合があり、遊漁料が必要である。また漁業組合はその金で養殖や育成を行っている。それが当たり前の姿である。ところがこの川にはそんなものはない。だから養殖や放流もない。ということは、いれば純然とした天然物である。外見は同じかもしれないが、釣り師にとっては天然物と養殖物には雲泥の差がある。それを求めにを走らせた。


 車で行けるところまで行き、あとは徒歩で山の中に入る。我が息子は6歳ながら、馬鹿親父の影響を受けたせいか、このようなことが大好きである。テレビゲームはいっさいやらない。別にさせないわけではないのだが、どうもほかの子供たちとは興味の対象が違うようだ。うっそうとした林の中を、親子2人が竿を持って進む。

 やがて渓流が現れた。見たところいい渓相である。さっそく餌をつけて仕掛けを投入する。小さな落ち込みであたりがあり、釣れたのはアブラッパヤであった。昔クソバエと呼んでた下魚である。長男は大喜びである。思えば子供の頃、どんな種類の魚であっても釣れたら嬉しかったのに、いつの間にやら、商業的に価値のある魚が釣れたら喜ぶようになってしまった自分が、不純な物のように思える。


 次のやや大きい落ち込みで、仕掛けを入れたところ、またあたりがあった。今度はさっきと違ってシャープである。少し送り込んでからあわせると、ばっちりとかかっていた。抜きあげて見てみると、いきなりのイワナであった。見るからにどう猛そうで、動くものなら何でも食うたるぞ、といった顔つきをしていた。正真正銘の天然物である。またしても長男は大喜びである。さっきのクソバエと一緒に活かしびくにいれていた。


 この後、滝に阻まれてしまった。私だけなら横を巻いて更に上流をめざすのだが、今回は6歳の息子を連れている。もし怪我でもさせたら、鬼嫁にどんな目に遭わされることか・・・。というわけで、納竿とした。


 ともあれ、今シーズンのイワナ第1号は、鳥取の天然物となりました。めでたしめでたし・・・。



 長男 と イワナ (結構、いい型でしょ。)



戻 る

 

トップに戻る


釣れても
釣れなくても

ツーリングクラブ
【男神】

酒 と 肴

  自転車に乗って

おっちゃんの独り言