それにしても雪が・・・

山陰の天然ヤマメ


 この冬は記録的な大雪であったが、それにしても雪が多い。解禁当初は多少雪が残るのも仕方がないが、もう3月も半ばを過ぎているのに、またまた大雪である。それもなぜか私が釣りに行こうとすると、雪が降る。いったいこの巡り合わせは何なんだろうか? たしかに日頃の行いが良いとは言えない私ではあるが・・・・。


 3月18日、山陰自動車道は、雪で最高速度が規制されている。路面も雪が凍てつき、ガタガタツルツルである。そんな中を、山陰の霊峰「大山」の、とある河川を目指す。漁業権が設定されていない河川なので、釣れれば天然物である。

遠くに見えるは、霊峰「大山」 除雪されてはいるものの、道もこの通り



 辺り一面スキー場のような銀世界ではあるものの、夜明け前に天候は回復し、今は快晴である。道ばたに車を停めて、そそくさと準備を整えて川辺に降り立つ。さて、釣れるのだろうか・・・。川の流れの音以外は全く何も聞こえない。そして私の付けた足跡以外、これまた何もない。と引き締まった空気の中で、竿を降る。


 いいねえ、こんな大自然を独り占めできるなんて、最高に贅沢である。他には何もいらない、もう釣れなくてもこれだけで充分である・・・・・。なんて言えるほど私はまだまだそんな境地には至っていない。さあ、釣るで〜!

雪をかき分け、川辺に立つ・・・・。 このポイントで・・・・。



 漁業組合がない川なので、基本的には放流事業は行われていない。だから遊漁料も必要ではない。そのかわりというか、当然のことながら魚は少ない。釣れればネイティブだが、そう易々とはお目にかかれない。だから値打ちものではあるが、ボウズ覚悟でもある。


 釣り初めて2時間ほどが経過したが、全くアタリらしきものもない。雪の中を汗だくで移動しながら釣り登るが、サッと走るような魚影すら見えない。ここぞというポイントでさえ同様である。やはりこういった河川は釣り荒れてしまって、もはや魚は絶滅したのであろうか。虚しく時間が経過していく。


 だんだん集中力も落ちていき、釣れる期待感も失ってきた頃、ふと竿先に微妙な変化が・・・・。ちょっとばかり竿を動かし聞いてみると確実に生き物の反応が! バシッとあわせると乗った! これこれ、この感触!去年の9月以来、首を長くして待ちわびていた魚の強烈な引きである。 エイッと雪の上に抜きあげた。


 釣れたのは22センチの天然ヤマメ! それもピカピカのとっても綺麗な渓流の女王様だ。白地にグレーの斑文が鮮やかで、刷毛で撫でたようなうっすらとしたピンク色の模様・・・・。 今年の第1号は、なんとも美しい山陰ヤマメちゃんだった。

ピカピカの天然ヤマメ。綺麗でしょ! 帰りに食った真イカ丼。これでワンコインとは!



 結局後にも先にもこの一匹だけで非常に寂しい釣果だったが、まあこれ一匹釣れたら満足である。とっても満ち足りた気分で、家路につく。
                                                        (2011.3.19)


 



戻 る

 

トップに戻る


釣れても
釣れなくても

ツーリングクラブ
【男神】

酒 と 肴

  自転車に乗って

おっちゃんの独り言