5月18日 そして 19日は誕生日

年齢をまたいでの釣行はいかに?




  私の誕生日は5月19日である。たまたまではあるが、今年は誕生日に休みがとれた。そして前日の18日は日曜日である。つまり土・日・月の3連休である!! 土曜はあらかじめ用事があったので仕方がないが、この日月の誕生日連休を無意味に過ごすには、あまりにもったいない。ということで山陰地方へ2日連続釣行に出発する。

 まずは日曜日。2時過ぎに鳥取のとある河川の源流部にたどり着く。この川は今まで一度も釣行したことがない。色々かき集めた情報によると、イワナの渓らしい。今シーズンは解禁当初に、アマゴをそこそこ満足できるレベルまで釣ることが出来た。決して解禁前に成魚放流されたものではなく、漁協の存在しない川での天然ものである。だが今シーズンはまだイワナを釣っていない。個人的にはイワナ釣りは新緑の渓が一番好きだ。ということで、今シーズン第1号のイワナを求めて竿を出す。


 いきなりアタリがありそこそこの重みを感じる。だが釣れたのはアブラハヤであった。一瞬黒っぽい姿はイワナを思わせ気持ちが高ぶるが、姿を確認した瞬間ガッカリである。アブラハヤといえども丁寧に針を外して、川にお帰りいただく。そして次のポイントへ移動する。だがここでもまたアブラハヤだった。それもかなり立派なサイズである。こんなにでっかいアブラハヤなら、さすがのイワナも道を譲るかもしれない(?)。それともこの川にはアブラハヤばかりなのか・・・・。ということで本流の絶好のポイントから少し離れた小さな岩穴へ竿を出す。ここなら遠慮がちなイワナがひっそりとエサを待っているかもしれない。

 果たして予想通り、ガツンとしたアタリがあった。抜きあげると黒っぽいながらオレンジ色が目を引いた。ということで、予想通りイワナが潜んでおり、今シーズン第1号のイワナとなった。型は22センチほどであったが、いかにも清楚な山陰イワナであった。気を良くして釣り上がるが、ここから先はアバラハヤの猛襲で、釣っては逃がし釣っては逃がしの連続だった。いい加減にせえよと思っていた頃に、魚に優しい作りにしたつもりかもしれないが、コンクリートの三面張りとあまり変わらないような河川改修された場所に差し掛かった。こりゃアカンなあと思って足早にその場所を通過し、その上流で再び竿を出す。しばらく釣り登ると、久々に待望のアタリ。あきらかにアブラハヤとは違うずっしりとした重みを感じる。やはりそれは23センチほどのイワナであった。それからは順調で、あれほど群がってきたアブラハヤは姿を消した。そして釣れるのは、そんなに型は良くないもののイワナばかりだった。やはり自然界では、きっちりとした住み分けが行われているのかもしれない。結果的に8本のイワナがビクに収まった。私の52歳最後の日を締めくくるのに上出来な釣果となった。そんなに取り立てて大きな成果はなかったかもしれないが、目標としていたものを着実に手にすることができた。たしかにそんな1年だったようにも思える。明日から53歳か。どんな1年になるのだろうか・・・・・。

この大岩の陰から・・・・・・  →

今シーズン初イワナ!

このポイントからは・・・・・・  →

綺麗なイワナ




 翌朝、のんびりと目覚めた後、昨日とは違う川へ行く。といってもそんなに離れていない隣の川なのだが、こちらは支流によりヤマメとイワナに分かれている。ひょっとしたら人為的なものが原因かも知れないが、今回はイワナ狙いで一番奥深い支流へ向かう。この渓は何年か前に訪れたことがあるが、たしかイワナを一匹釣った覚えがある。河川の釣り場となる部分が短いため、あまり釣果は期待できないが、秘境めいた雰囲気があるので、私は結構お気に入りである。

 沢に降り立ち、まず一投・・・・。全然生物の反応が感じられない。そして次のポイントは土砂崩れで無残に潰れていた。そしてさらに上流へと向かう。見るからにここにはイワナが潜んでいそうである。本日第1号、つまり53歳第1号はきっとこのポイントから現れるに違いないと予想した。そして慎重に仕掛けを投入する。しばらくは何事もなかったが、グッと抑えこむような重さを感じるアタリがあった。やや送り込んでから合わせを食らわせたら、なんとも強烈な締め込みが来る。向こう側へ逃げ去るのを竿でためたら、一気に底へ潜り込もうとした。竿が折れそうなぐらいに曲線を描き、手元には耐えられないほどのえげつない引きが伝わってくる。最初からただものでないのはわかってはいたが、想定以上の魚の抵抗に度肝を抜かれた。なんとか竿さばきであしらって、ついに抜きあげる。

このポイントからは・・・・・・・   →

なんと34センチの大岩魚!  自己記録更新!!



 見るからには超えている。ひょっとしたら尺1寸か?暴れる魚を鷲掴みにすると、まるでビール瓶を掴んでいるようで、尻尾が肘のあたりにバチバチあたる。そういえばキスの尺物を「ヒジタタキ」というが、ちょうどこんな状態を言うのだろう。獰猛そうな顔つきで、ギャングのような顔をしている。この口で蛇でも小鳥でも飲み込んできたに違いない。まさに渓の王者の風格を備えていた。後で正確に測ってみると、34センチもあった! こんな細々とした渓で、よくもまあここまで育ったものである。尺上イワナに感謝し、そしてビクに収める。その後8寸、9寸を追加したが、一度尺上を手にした後は、どれも小物に見えて仕方がない。魚止めの滝まで辿り着いたので、本日の釣りはここまでとする。その滝壺に賽銭を投げ入れ感謝をすると同時に、これからもよろしくとお願いをする。

尺一寸を鷲掴み。

尻尾が肘をパンパン叩く。  「ひじたたき」



 携帯が使えるところまで降りてきて、さっそく友人のI氏に釣果を報告する。彼は私よりはるかに釣歴は長いが、未だに尺物を釣ったことがない。画像付きで、「どや! 尺1寸!」と送ってやったら、なんともまあ悔しさと羨ましさが入り混じったような感情がにじみ出たメールが返ってきた。「釣れたとこ確認してないから・・・・まあ、素晴らしいと認めたろ!」だって。確かに単独釣行だから、現認者は誰も居ない。だが私は孤高の釣り師(?)、神と我のみぞ知る・・・・。それで十分である(笑)。

 さて、誕生日当日に自己記録更新となる尺上イワナを釣り上げた。これはひょっとしたら熊野速玉大社のご利益かもしれない。さて、今日のことは今年を占うことになるのだろうか。今シーズンが楽しみである。
                                                 (2014.5.19)





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