福井県 九頭竜川源流にて

新たなる挑戦。いざ、勝負!!




 前回の釣行は、久々に自分の記録更新となる34センチの大イワナを釣り上げ、一生記憶に残る釣りになった。ひょっとすると今後一生、これ以上の大物にはお目にかかることは無いかもしれない。ダム湖などの影響を受けたものならいざしらず、私は根っからの源流屋である。源流においてこれほどのサイズは、近畿周辺を主な釣り場とする私にとって、おそらく今後更新は至難の業であろう。それもたまたま誕生日に釣ったというのが、なんとなく因縁めいた気がする。

 それ以来、なんか燃え尽きたというか目標を失ったというか、とにかく「けだるい感覚」とでも言うべき気持ちになっていた。かつてアマゴは山陰の某河川で30センチを釣っているし、ヤマメは北海道の道北で、ある人いわく「プロレスラー ヤマメ」というぐらい、びっくりするほどの幅広31センチのヤマメをテンカラで釣っている。そして今回の尺一寸イワナでとどめを刺し、自分なりにはサイクルヒットを放ったかのような感覚になっていた。そう、腑抜けになっていたのである。


 ところが、である。 その時はあまりに嬉しく、喜びのあまり各地に火種を蒔いてしまったようである。私がからかいを込めて、「我が家のフライパンがちっちゃくてちっちゃくて、料理できないわ!」といって尺一寸、9寸、8寸のバター焼きの写真を友人のI氏に送りつけてやった。すると「クソ〜!」とムカムカした様子のメールが帰ってきた。そしてその数日後、仕事が忙しくてにっちもさっちもいかないくせに、わざわざ仕事を休んで九頭竜川の源流まで釣りに行ったらしい。そしてこの写真を送り付けてきた。ギリギリ尺には及ばないけども、尺イワナと認めてもなんの遜色もない大イワナを2本も釣り上げていた。話をきくと、尺が出るとすればここかなと思うポイントを片っ端から攻めてきたらしい。私に対する対抗心剥き出しである(笑)。おまけに気になっていた大堰堤が建設されたヒミツのポイントも探検してきて、次回用に下見もしてきたそうである。

 そしてついに先日、「今度の土曜日、釣りに行かへんか?」と誘ってきた。誘いと言いながら、明らかに挑戦状を叩きつけてきた。(笑) 

 どうやらどうしても私の前で尺イワナを釣らなければ、腹の虫がおさまらないらしい。よっしゃ、この勝負、受けてたったろうやないか!ということで、金曜の夜出発した。

フライパンからはみ出す尺一寸。9寸、8寸が小さく見える。

I氏の泣き尺2連発。

 天気予報はあまり良くなかったが、多少の雨は覚悟のうえである。現地で3時間ほど仮眠をして、夜明けから釣り出す。I氏はもちろん下見済みのあのヒミツのポイントに入っていく。私はM氏とともに、一番の定番コースに入る。今日は幸い先行者はいない。思いっきり釣りを楽しめそうだ。

 沢に降り立ち、まず一投。なんといきなり25センチが釣れる。こりゃ幸先がええわいと思いながら、次のポイントへ。そして流すとこんどはなんと28センチ! 尺には足りないが、この前の尺一寸に引けをとらない引き具合であった。その後、小雨が本降りになり釣り欲が失せてきた。M氏はウェーダーのトラブルとあまりの寒さにリタイア。私もやめようかと思ったが、もう少し粘ってみる。ポツポツと23〜25センチのサイズが楽しませてくれる。そしてついにドッカーン尺イワナと言いたいが、少し足りない29センチの今回最長寸が現れた。結果的にこれを筆頭に20本近くの良型がビクに収まった。

M氏

絶好のこのポイントからは・・・・・。

29センチが出ました!

山頂にはまだ雪が残っていました。



 I氏は・・・・・。かなり数多く釣ったようだが、はっきりとは言わない。あまりいいサイズは出なかったようだ。まあ勝った負けたはともかく、こんなに楽しい趣味はなかなか他にはない。大自然に抱かれて、日常を忘れて釣り竿に全神経を集中する。いいねえ、このひとときは。

新たな勝負、新たな境地へ、いざ、出発!  やっぱりやめられまへんなあ・・・・。

                                                (2014. 6.16)




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