賑やかな秋の波止

ふぐグレハゼ・???・・・そして


 


 紅葉も見頃となり、朝晩はかなり冷え込む季節になった。もちろん渓流はシーズンオフだが、海はまだまだ賑やかである。というか、個人的にはベストシーズンだと思っている。釣れる魚種も多いし、なによりこの時期の魚は美味い。ところが秋はいろいろな行事も多く、仕事も忙しい。楽しい釣りを夢見ながらも、なかなか時間的な余裕が無いというのがこの時期である。今回はなんとか時間をやりくりして、とある日の午後半日を波止釣りに充てることができた。

 一応、狙いはサヨリである。でもホンネのところ、何が釣れても構わない。小気味よい引きを味わえて、酒の肴になる魚ならが釣れたら、もうそれだけで充分である。さらに言えば、たとえ何の釣果もなくボウズであっても、体中に充満している毒ガスを全部吐き出して、代わりに爽やかな潮風を腹いっぱい吸い込めたら、もうそれだけでもいい。
自分で言うのもなんだが、たっぷりストレスが溜まってますなあ・・・。(笑)

 撒き餌を効かし、仕掛けをセットして、まず第一投。仕掛けはシンプル極まりないウキ釣りである。波間にただようウキをぼんやり見つめる。いやぁ、こういうひとときを持てるだけでも、せいせいした心持ちになる。しばらくしてウキに変化が見られ、ガツンと合わせる。結構な引きを見せるが、この手応えは紛れもないあの外道である。釣れてきたのは予想撮り、フグであった。まあ最初はこんなもんでしょう。それからしばらくすると、かなりいい引きをした魚が釣れた。ちょっと小振りな、手のひらサイズのグレである。これがちょっと悩むところで、逃してやるべきか持ち帰るべきか、微妙なサイズである。まあ最初に釣れた魚ということで、今後もし釣れなかったときのために、ボウズ逃れの言い訳としてキープする。(相変わらずセコいなあ、我ながら・・・。)

 それからしばらくして、強烈な引きをする魚が針掛かりした。この場所では以前30センチオーバーのグレを釣ったことがあるが、その時と同じぐらいの引きを見せる。しばらくやりとりして抜きあげたのは、30センチに少し満たないグレであった。でも磯釣り級のサイズであり、こんな波止ではかなりの大物である。近くにいたちびっ子釣り師達が集まってきて、羨望の眼差しでその魚を見ていた。そしてその時の私は、誰もが憧れるヒーローであった(笑)。

夕暮れの海

こんな海に竿を出すと、心までもが広くなる。



 ぽつぽつとグレを始め、名も知らない魚も含めいろいろな魚が釣れてきたが、いずれも小物だったのでリリースする。そしてだんだんと夕暮れも近づいてきた。あと釣れるのも1時間ばかりかなあと思っていた頃、ウキがポコンと沈み、バッチリのタイミングであわせたはずなのに、エサだけ綺麗に取られて全く手応えがない。きっとフグに違いないと思ったが、そんなことが立て続けに何度か起こった。なんか苛立ってくる。たとえ相手がフグで、釣れても捨てるだけしかなくても、こうも素針ばかり引かされては腹立たしい。あれやこれやと仕掛けを変えたり、合わせるタイミングを変えたりしてみたところ、やっとのことで針掛かりした。ところがである。先程のグレと同様の締め込みをしてくる。こりゃフグじゃない。ドキドキしながらもやっとのことで釣り上げたのは、チヌだった! あのエサ取り名人は「ちぬ」だったのだ。

 今までチヌ釣りに行ってチヌを釣ったことは1度しか無い。五目釣りで、チヌとは呼べないほどの赤ちゃんチヌを釣ったことは何度かあるが、すべて10センチに満たないサイズなのでリリースした。今回もそう大物ではないが、20センチを超えている。私にしたら十分満足できるサイズである。我が家の子供達は、オヤジがチヌを釣ってきたことはまったく記憶に無いだろうから、これは素晴らしい釣果である。サイズ的には先程のグレには遠く及ばないが、嬉しさはそのグレ以上である。確実にクーラーに収め、あわよくば2匹目を、と欲を出す。だがこれが見事に的中し、同じサイズがまたまた竿を曲げてくれた。

ちぬ !

野武士のような姿は釣り人の憧れの的



 今回の釣りは、久々の海釣りにもかかわらず、釣果も釣趣も十分に満足のいくものであった。日頃のストレスもどこへやら、きれいさっぱり吹き飛んでくれた。ただ、テトラポットで釣っていたため、知らず知らずにずっと足を踏ん張っていたのだろう。腰、太もも、股、ふくらはぎがカンカンに張ってしまい、筋肉痛で階段を登るのでさえ支障が出てしまった。やはり日頃から運動しとかないと釣りもできない・・・・。

今回の釣果!



                                                          (2014.11.22)




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